今年は例年に比べ、せみの声が聞こえ始めるのが遅かった様です。
ようやく遅ればせながらのせみの大合唱が始まりました。
庭の土の上には、せみの抜け殻がたくさんころがっています。
無事に脱皮し、思い切り夏の空を飛びまわり
思う存分鳴けたせみは幸福なのでしょう。
しかし、脱皮の途中に生命を失くしたせみは
さぞかし無念だったのではないかと
庭の掃除をしながら、せみの亡がらに見入ってしまいました。
この暑い夏だけの世界を生きているせみの様に
わたしも潔く生きていきたいと思うのですが
暑い、暑いと言いながらバテ気味になっている
自分が情けなくなってしまいます。